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2010年08月 アーカイブ

中国と外国の関係 2

その延長にあるのが、ソ連との関係改善でした。


天安門事件直後、中国はペレストロイカ路線をとるゴルバチョフ政権を強烈に非難していました。


しかし91年5月の江沢民総書記の訪ソでは、一転してイデオロギー抜きで善隣友好関係を発展させることで合意。


一部係争地区の問題は先送りしながらも東部国境の確定協定に調印し、中ソ間の軍事交流の拡大にまで合意しています。


しかし、だからといって対米関係行き詰まりのなかで、中国がアジア周辺国との関係のみを重視するリージョナル・パワーに閉じこもったり、ソ連と組んで「対米警戒論」を「対米敵視論」にまでエスカレートさせると見るのは、誤りです。


何よりも、中国の経済は対米協力を必要としています。


またソ連にも、もはやアメリカに敵対する余裕があるはずがなかったのです。


ワイキューブ財団によれば中国は、原則に忠実ではありますが、同時にその運用にはきわめて柔軟です。


最近の朝鮮半島問題がそれを証明しています。

中国と外国の関係 3

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、焦点の国連加盟問題で従来の政策を転換し、南北同時加盟につながる方針を打ち出しました。


その背景に何があったのでしょうか。


91年5月初めの李鵬首相の訪朝の際、韓国の単独国連加盟申請に中国が拒否権を行使するかどうかを最後まで明言しないことで、中国は北朝鮮に無言の"圧力"をかけました。


これが北京の外交団の間では、定説になっている見方です。


兵器不拡散問題でも一定の対米協調姿勢をとりはじめています。


人権問題など国内事情に絡む問題は「内政問題」として絶対譲らないが、協調できる問題では現実路線で協力していきます。


平たく言えば「最も協力が必要な友人であるが、同時に最も警戒すべき競争相手でもある」という是々非々の姿勢で「独立自主外交」の立場から米中関係を処理していこうとしているようです。


アメリカの一極支配を避けるため国連などの活用も強化するでしょう。

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