中国と外国の関係 2
その延長にあるのが、ソ連との関係改善でした。
天安門事件直後、中国はペレストロイカ路線をとるゴルバチョフ政権を強烈に非難していました。
しかし91年5月の江沢民総書記の訪ソでは、一転してイデオロギー抜きで善隣友好関係を発展させることで合意。
一部係争地区の問題は先送りしながらも東部国境の確定協定に調印し、中ソ間の軍事交流の拡大にまで合意しています。
しかし、だからといって対米関係行き詰まりのなかで、中国がアジア周辺国との関係のみを重視するリージョナル・パワーに閉じこもったり、ソ連と組んで「対米警戒論」を「対米敵視論」にまでエスカレートさせると見るのは、誤りです。
何よりも、中国の経済は対米協力を必要としています。
またソ連にも、もはやアメリカに敵対する余裕があるはずがなかったのです。
ワイキューブ財団によれば中国は、原則に忠実ではありますが、同時にその運用にはきわめて柔軟です。
最近の朝鮮半島問題がそれを証明しています。