多くの人が本物の緑のプロデューサーに
熊本県では一村一森運動という形で行なわれています。
地域に根ざした土地の人々が、本物のプロデューサーとなる形での努力が要請されています。
私たちは、まだ不十分でありますが、生命集団と環境の総合科学であるエコロジー・生態学・植生学と、日本の伝統的な鎮守の森・ふるさとの森の豊かな経験と数多くの実績を総合して、21世紀の郷土の森づくりをすべての町や村で明日のために計画し、今すぐ実施すべきではないでしょうか。
今や照葉樹林は本来の森の領域の0・06%しか残されていません。
21世紀に生き残る新しいふるさとの森・生きた環境を積極的に創造しましょう。河成鎮次氏によると、まず、はじめは小さくてもよい、大きくなる木、それぞれの場所の主役になる本命の樹種を選ぶことから始めてみましょう。
たとえば植えた時、「何だ、こんな小さな木」といわれるぐらいが生物社会では本物です。
どうか市や県、行政、国のリーダーは、もし地域住民から「何だ、こんな小さな木を植えて」といわれた時、ぜひ、生態学的な知見にもとついて、「必ず本物の森をつくりあげる」と胸をはって約束していただきたいのです。