日本産業の限界 3
自動車を世界で1、2を競う国際競争力のある産業に育て上げたジャスト・イン・タイム方式が、自動車部品の輸入を難しくしていることは、否めない事実です。
そして、このような生産方式が、自動車に限らず日本の産業に貫徹しているのです。
最近の円高現象が、この方式をいささか修正をもたらしているとはいえ・・・
「カンバン方式」は閉鎖的システム以外の何ものでもないでしょう。
この目的を達成するためには、自動車メーカに納入される部品は100パーセント品質保証されていることが大前提です。
それとともに、自動車メーカの下請けにあたる部品メーカは、自動車メーカの意図・要求に応じて生産することになります。
・・・このことは部品生産の組織は別企業でありますが・・・
実質的には自動車メーカの計画・意志そのものが、部品メーカに反映されており、生産関係は全く閉鎖で、ムダを徹底的に排除するという理念のもとで考案されたものです。
すなわち、製品在庫ゼロ、したがって製品に必要な部品在庫をもゼロにすることがこの方式の大きな目的です。