政治・安全保障問題と国連 2
憲章の規定はあるし、その規定が生かされれば対処できるのに、現実にはその規定が生かされていないために国連として対処できなくなっている場合もあります。
・・・このように考えますと、今後の国連のあり方という問題を考える上では、国連憲章の中身を正確に理解しておくことが是非とも必要であるということがお分かり頂けるのではないでしょうか。
ただし、あらゆる条文について訓詰学的な解釈を行うということではなく、国際関係、国際政治との係わりで、どういう規定がどういう意味を持つかというところを重点的に押さえておくということです。
国連憲章を読む場合の一つの重要な落し穴ともいうべき点を指摘しておきたいと思います。
それは、「国内法との類推の危険」とでもいうべきことです。
私は以前、条約の締結事務を手がけたことがあります。
言葉は悪いのですが、条約とか協定とかいわれるものは、実はきわめていい加減にできていることが多いのです。